(Twitterにて、2011年5月28日)
引き続き、Twitter上での課題作コンテストのようなものに出してみた作品です(もう一月以上前の話ですが…)。お題は「地点Xに利かせるため、地点Yに合駒(飛角香)を打つ。ただし、その瞬間には、地点XとYを結ぶ線上に別の駒(攻方でも受方でも可)がいて、直接には地点Xに利いていない。9手以下。双玉のピンは除外。」
「双玉のピン」というのを、「地点Xに攻方の王がいる状況で、地点Xと地点Yの間にいる駒が動くと王が素抜かれる」の意味と解釈した上で、「双玉のピン」以外での王の移動制限を意味付けとする合駒が狙いです。
なお、発表時に某氏からもコメントをいただいた通り、地点Yへ打つ合駒は結果的に逆王手になるものの、王の現在地への利き自体には意味がありません(もし、王を通り越して地点Xにだけ利きを生じさせる駒が存在するならば、受方はその駒を合駒に打つ方が有利になります)。この点もちょっと奇妙で気に入っています。
証明したわけではありませんが、多分この課題の最短手数作品だと思います。
(c) Koji NUIDA 2011- All Rights Reserved.